メチオニンが豊富などじょうは脂肪肝予防に最適

どじょうといえば、ひと昔前までは、日本人にとって身近なタンパク質源として重宝がられてきました。ところが、どじょうが生息するたんぽが減るにつれ、その数も減少し、また、農薬に汚染されているのではないかなどと敬遠されるようになりました。

しかし最近ではどじょうの養殖が進み、食通の間で、再び人気を盛り返しています。さて、このどじょうは栄養成分の面ですぐれた特徴を持っています。まず、同じ淡水魚のうなぎにくらべて脂肪がとても少ないので、脂肪のとりすぎが気になる人でも安心して食べられます。

また、うなぎ同様にビタミンAやDが多く、タンパク質が豊富です。そのタンパク質は良質で、体内でタンパク質を合成する際に欠かせない必須アミノ酸の1つであるメチオニンの含有量の多さでは、動物性タンパク食品の中でもどじょうが1位、2位を争うほどです。

このメチオニンは、特に脂肪肝になるのを防ぐ物質として有名です。ところで、肝臓にとって重要な働きをするビタミンの1つにB2があります。B2はとりわけ、肝臓での脂肪の代謝と深く関係しているビタミンです。近年、日本人の食生活は大きく変化し、脂肪をたくさんとるようになりました。脂肪をうまく代謝するためにはB2をより多くとるように心がけなければなりません。

さらにビタミンB2には、体の中で過酸化脂質の生成を抑える働きもあります。体内に過酸化脂質がふえると、肝臓に障害が起こり、GOTやGPTが上昇することがわかっています。

どじょうはなんと、こうした働きを持つB2を最も多く含む食品の代表格なのです。肝臓での脂肪の代謝を活発にし、脂肪肝を防ぎ、肝臓を過酸化脂質の害から守るためにも、ぜひどじょうを見直したいものです。どじょう料理では柳川鍋が有名ですが、家庭料理としてはどじょう汁もおすすめです。
これは、どじょうをまるのまま骨がやわらかくなるまで煮て、ささがきごぼうとともに、みそ汁に仕立てたものです。みそとごぼうの香りで、どじょうの泥くささも気にならず、さっぱりと食べられます。

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