赤ワインの制ガン作用

ワインは赤ワインと白ワイン、また、その中間のロゼワインといった3種類がある。それらのワインの中で、ガンの防止効果があるのは赤ワインです。

とくに大腸ガンの防止には、赤ワインがかなり大きな効果があります。なぜ、白ワインでなく、赤ワインがいいかというと、赤ワインに含まれているタンニン 系物質の存在です。

赤ワインは、赤系のブドウを皮や種子を含んだままつぶして、そのまま発酵させます。そのため、皮の部分、あるいは種の周辺に含まれているタンニン系物質が、そのままワインの中に抽出されます。ところが、白ワインの方は、白系のブドウをしぼり、皮や種を分離して果汁だけを醸造します。そのため、タンニン系物質の含有量は大変少なくいのです。

赤ワインは、白ワインよりも長い期間熟成させて作ります。これは、タンニンの渋みを円い味に熟成させるためです。熟成中は還元熟成といって、ワインは空気中の酸素にはま元ったく接触させません。

飲むとき初めて、ワインの中に含まれているタンニン系の物質が空気中の酸素に触れて酸化することになります。タンニン系物質が多いワインほど、料理を食べる前から栓を抜き、空気に接触させておくことが必要です。

こうすると、ワインの中に含まれているタンニンが酸化して、きれいな赤い色になるとともに、味もマイルドになります。

ところで、赤ワインには、もう1つ動脈硬化の防止作用があります。これも、タンニン系の物質によるものと考えられます。
さらに、ワインに含まれているアルコールの効果も見すごすことはできません。

高血圧が長期に続くと、血管壁がそれに対抗して、コレステロールを血管壁に貼りつけて、破れないように防衛する。これが動脈硬化を起こす原因となるようです。
しかし、アルコールには、緊張している神経をやわらげ、さらに、血管壁の収縮を緩めて、血圧を下げる働きがある。これが動脈硬化の予防に役立つのだと考えられています。

ただ、ワインには10%以上のアルコールが含まれています。アルコールの過剰摂取は、飲んでいるとき血圧を低下させるのとは反対に、酔いが醒めたとき、血圧を上昇させて、アルコール性の高血圧をひき起こすという反作用もあるのです。

赤ワインが健康にいいからと飲みすぎるのは、かえって健康を損ねる元になるから、適量を守り、楽しむ心がけが大切です。

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