4週間の就寝中のはちみつダイエットでマイナス5.4kg、ウェスト6.1cm減

あっけないくらいストレスフリーでやせられる

就寝中の「はちみつダイエット」は、就寝の1時間ほど前に大さじ1杯のはちみつをとってからぐつすり眠るだけで、脳から若返りホルモン(成長ホルモン)がどんどん新鮮され、体脂肪の燃焼が進み、無理なくやせることができる簡単なダイエット法です。

はちみつダイエット
はちみつダイエット

食事制限や運動を頑張っているのにやせにくくなったと嘆いている人は、ぜひこの習慣を取り入れてみてください。あっけないくらいに、ストレスなく簡単にやせて驚くことでしょう。ただし、基本的な食事制限や運動は必要です。ただ寝る前に「はちみつ」をとるだけでは、カロリー過多になりかえって太ってしまうからです。

必ず食事制限や適度な運動とともに行ってください。糖尿病を指摘されている人も、食事制限なしではちみつをとれば血糖値が悪化する可能性があります。糖質を制限しながら、砂糖の代わりにはちみつをとることをおすすめします。

また、1歳以下の子供はボツリヌス症の発症原因になるため、はちみつは与えてはいけません。甘いにおいに誘われて食べてしまわないように注意しなければいけません。

深い睡眠で食欲が減り過食も防げる

睡眠は、体脂肪の消費を促す若返りホルモンの分泌のほかにも、食欲をコントロールするグレリンやレプチンの分泌量も左右します。食欲を抑えるレプチンは睡眠中に分泌量が増え、逆に強力な食欲増強ホルモンであるグレリンは分泌が抑えられます。

深い睡眠
深い睡眠

しかし、睡眠が浅かったり不足したりすると、レプチンの分泌量が減ると同時にグレリンの分泌量が増えてしまい、強い空腹感に襲われてしまうのです。ダイエットの最中に、ストレスからどうしても食欲が我慢できなくなって過食してしまう人は、睡眠が浅く、睡眠時問も不足している可能性が高いということです。

実際に、4週間の就寝中の「はちみつダイエット」生活を体験してもらいました。結果は6人中5人が成功です 。一番やせた方で、体重マイナス5.4kg、腹囲マイナス6.1cmと驚きの結果が見られました。

結果が出なかった1人も健診でいつも注意されていた尿酸値が正常値になるなど健康効果は見られました。

就寝中のはちみつダイエット
就寝中のはちみつダイエット
就寝中の「はちみつダイエット」成功の4つのポイント

若返りホルモンとレプチンは、睡眠初期の深い睡眠(徐波睡眠という)のときに多く分泌されます。就寝して最初の3~4時間で分泌量はピークに達します。ですから、この3~4時間のうちに質のいい睡眠を取ることがダイエット成功の決め手となります。

そのためには、以下の4つの生活習慣が大事なポイントになります。

  1. 夕食は早めにすませる夕食は早めの時問にすませて、その後は食べ物を控えるようにしましょう。寝る直前に食事をとると、体の修復再生作業に使われるエネルギーが食べ物の消化作業に使われ、体脂肪の燃焼に使われるエネルギーが不足して、ダイエットの妨げとなります。
  2. 夜は炭水化物を極力控える夜に炭水化物をとりすぎると、余ったエネルギーがインスリンの作用で体脂肪として蓄積されてしまいます。
  3. 健康的な食事を心がける食事は1日3度、ふつうにとってかまいませんが、主食は玄米などの精製度の低い食品を選んだほうがいいでしょう。ホルモンの働きを乱す食品添加物や合成保存料の含まれていない、自然な製法の食品を選んでとるようにしてください。はちみつも、精製されていない国産の天然はちみつを選んでください。
  4. 寝る前は、静かな部屋で過ごす深い睡眠を取るために、就寝前は脳への刺激を極力抑えることが大切です。夕食後は蛍光灯の青白い光を控え、ランプなど暖色系の明かりに代えて、寝る1時問前は、脳に強い刺激となるーサレビを消し、パソコン、スウートフォンにも触らないよゝれにしましょう。

パソコンやスマートフォンなどの画面が発するブルーイトは、脳から出る夜のホルモンの分泌を阻害してし辛い、それに続く成長ホルモンの分泌にも悪い影響を与えでしまうからです。

そして、就寝の1時問前に大さじ1杯のはちみつをとってぐっすり眠ってください。はちみつはそのままなめてもお湯などに溶かして飲んでもかまいません。とったあとは歯を磨いておきましょう。

就寝中の「はちみつダイエット」は、速効性があるわけではありませんが、1ヶ月、2ヶ月と続けるうちに、深く眠れるようになり、それに伴って徐々に体重が減りはじめ、ヤセ体質になっていることに気がつくでしょう。逆に短期間でやせるダイエット方法は、キツイリバウンドが待っていますので、ゆっくりゆっくりやせていく方法がいいでしょう。

はちみつ(抗酸化作用が強力な天然甘味料)

名水ってどんな水 これからの夏の水分補給にもいいの?

日本全国には「名水」と呼ばれる湧き水がでる場所がいくつもあります。これらの地を旅行する方も増えています。自然豊かな環境にあり、水以外にも楽しめます。

名水百選
名水百選

こうった水は、もともとは地元の人々が生活用水として使っていた水ですが、昨今のおいしい水ブームのおかげで遠方からもポリタンクをいくつももってくみにに来る人が多非常に増えました。水くみの順番待ちができる人気の場所もあります。また、水の枯渇を心配してひとり500ccのペットボトル1本と制限しているところもあります。

日本のいくつかのこうした名水の土地をを中国が購入しているのは、この水を狙ってとのことだという情報もニュースで流れています。

1985(昭和60)年、「おいしい水研究会」が「おいしい水の条件」を発表した年に環境庁(当時。現・環境省) 水質保全局では全国の「名水百選」を発表しました)。

これは、全国にある清澄な水の再発見をするとともに、国民の水質保全の意欲を呼び起こし、水資源、水環境の積極的な保護への参加を呼びかけるために行われたものです。

都道府県・市町村を通じて784件の推薦があったなかから、地球科学、民族・地理学、自然保護、水質科学、河川学、水生生物学などの学識経験者からなる調査検討会が選定にあたりました。

選定の基準は、水質・水量、周辺環境(景観)、親水性の観点からみて、保全状況が良好であること、また、地域住民等による保全活動があることの2つを必須条件としました。

この他、規模や故事来歴、希少性、特異性、著名度などを勘案しました。河川や用水などについては、対象水域の水質が良好であり、水に関わる特別な行事などがあるといった特徴があり、水質保全活動が特に優れていることを条件にしました。

この「名水百選」の選定は、今日もなお良好な水環境を保全する関係者への顕彰の意味合いも込められており、全国各地の名水が満遍なく取り上げられました。しかし、この選定が日本の名水を順序づけしたというわけではありません。種類別の内訳は、湧き水が7、ごく上流の谷川の水、地下水5、用水1となっています。

わき水
わき水

これらに共通するのは、雨水がいったん地下 に浸透してから、数年〜数十年後に地上に湧き出したり汲み上げられた水だという点です。

つまりこれらの水には、

  • 適度なミネラル分をふくむ
  • 適度な酸素や二酸化炭素が溶けている
  • 水温が8〜14度と低い
  • 不快な味のもとになる有機物をふくんでいない

といった性質があります。こうした性質は、「おいしい水」の条件と重なるものでもあります。ただ、これらの名水のなかにも汚染が進んでしまい、大腸菌が検出されるなど、現在では飲用に適さないものも一部に見られるということです。

これから暑い夏に向けてこうした名水百選と呼ばれる水を飲むことはどうでしょうか?もしお住まいの近くに名水百選があればお水をくみにいって飲んでみてはいかがでしょうか?水道水と違ってカルキ臭がなく、非常においしいです。また、お水をいいものに変えると、便秘が改善したり、肌荒れが治ったりというよい効果を得られる場合もあります。人の体の60~70%は水です。サプリや薬より口にするお水を意識することで健康になれるはずです。いいお水を飲みましょう。

九州、桜島の活泉水による水分補給の効果

時代はこんなに便利になったのに病気が増えてしまうのは

19世紀までは盲腸炎はなかった

アメリカのマクガバン・レポートの5000ページを超える大レポートは、単に健康という観点からだけでなく、文明史の資料としても貴重なものです。多くの専門家、医師、看護師、栄養士がこのレポートを目にするでしょう。

この文明史の一大資料が明らかにしたのは「文明が進めば進むほど人間はより不健康になる」という皮肉な事実です。しかし、本来、文明とは人間を不健康にするのを目的として進歩すべきものではないはずです。

少なくとも、われわれが昨日までその中に住んでいた20世紀文明は、結果としてはそういう事実をもたらしといっていいでしょう。
これは根本的には20世紀文明が間違った考え方をその文明の哲学としてきたからです。

ここでは不健康に、不健康に、という方向に進んできたわれわれの文明の1つの実例だけを紹介し、その結果として、その文明の中に生まれた食生活の1つのアンバランスな姿を見ておきましょう。

「文明化、つまりウェスタナイゼーション(西洋化)が悲劇をアフリカにもたらした」そして「西洋人はろくなことをしないので困る」というと、親切そうな温顔を曇らせて申し訳なさそうにつぶやきます。

「われわれはロング・ピープル(間違った民族)なんだな」マクガンレポートの中の証言の中にきわめてわかりやすい実例がありました。それはこんな証言でした。

「盲腸炎という病名が医学の中に初めて登場したのは1886 年で、それまでこんな病気はありませんでした。そしてそれは、小麦粉をふるうふるいの目が細かくなった頃と一致します。
工業技術が進歩して、その頃に目の細かいふるいがつくれるようになったのです。目の細かいふるいだと製粉カスのふすまも沢山すくい取られ、小麦粉のほうにはあまり残りません。つまり小麦粉はそれだけ白くなるということです。そして、これは知らぬ間に人間のとる繊維の量を減らすことになりました。
繊維はふすまの中に多いから。そして腸の働きをよくする繊維が少なくなったために、腸の働きの悪さが原因になる新しい病気、盲腸炎も病気のニューフェイスとして登場したというのです。つまり工業技術の進歩という文明の進歩は、人間をそれだけ不健康にする結果になったのです。

さらに一言つけ加えると、20世紀初め、ロンドンのある大病院で手術する盲腸炎患者は年間5人ぐらいでした。1000人を超えるというように200倍以上になっていたというのです。

文明は200倍以上進歩して、病気も200倍にしたということらしいのです。

現代人の生命の鎖は弱体化している

ところでこのように進歩に比例して人間をより不健康にしてきた現代の文明は、ビタミンやミネラルといった微量の栄養物質の観点から見た場合には、いまどんな状況になっているのでしょうか?

それを詳しく見るのには、前にも出てきた「生命の鎖」理論と博士の半健康人の定義をここで紹介しておいたほうがいいでしょう。

半健康人の定義には自分も思い当たるという方がかなりいそうです。われわれの健康、つまり生命の維持のためには50種ほどの栄養素がバランスよくとられていることが不可欠なことを明らかにし、これらの栄養素が体の中で協力し合って生命活動を維持している様子を「生命の鎖」とあらわします。

「生命の鎖」という表現は意味深く、しかもバランスのとれた栄養の大切さをよく表現したものになっています。この鎖は図に措いてみれば、1つ1つの鎖の輪が結びつきながら全体としては1つの首輪のような輪を形づくっていると考えてみると意味が理解しやすいかもしれませn。この鎖全体の強さ、つまり生命力の強さは1つ1つの輪の強さ次第ということです。

仮に50の輪が1つ1つ繋がって全体の鎖をつくっているとしましょう。この全体の輪は、49九の輪がどんなに強くても1つでも弱い輪があれば、その弱い輪の所で切れてしまうのです。全体の鎖の強さは、だから弱い輪のレベルで決まってしまいます。

つまり弱い輪が1つでもあれば全体としての鎖は、その弱い輪のレベル以上に強くなることはできないのです。ビタミンC の輪が極端に弱くなれば、他の輪が強くても壊血病になるといったのもそういうことになります。

「生命の鎖の強さ、つまり健康のレベルは、体に不可欠な栄養素がどれもバランスよくとられていなければ高い水準には維持できません。他の栄養素がいくら十分にとられていても、1つでも不足していれば、全体の健康レベルはその不足したもののレベルにまで低下してしまうということです。

生命の鎖を構成する栄養素は8種類の必須アミノ酸、16種類のミネラル、20種類のビタミンです。体に不可欠な蛋白質は20種類のアミノ酸の組合せでできていますが、このうち8種類は人間が体の中でつくることができません。

そこで食物からどうしてもとり入れなければならないので必須アミノ酸と呼ばれています。16六種類のミネラルは鉄、カルシウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛、マンガン、ヨウ素、セレニウム、クロムなどといったものです。

20種類のビタミンとはビタミンA 、B 類、C 、E などです。これらのどれにも絶対必要水準というものがあり、このうちのどの1つがその水準以下になっても生命の鎖の強さ、つまり健康水準は低下したり、病気になったりするということです。

これらの栄養素のそれぞれが、「個人プレー」をしているのではなくて全体の鎖の1つ1つの輪となることで「チーム・プレー」をしていることは、ごく簡単な例を1つ挙げるだけでも理解してもらえるはずです。

外国のある大学で、夜盲症にビタミンAと亜鉛を与える実験を行いました。この実験では、夜盲症に効果が高いことがわかっているビタミンAだけを与えた時には、夜盲症が治る者もいましたが、治らない者も多数いました。

「夜盲症」(やもうしょう)とは、夜になると視力が著しく衰え、目がよく見えなくなる病気です。

しかし、ビタミンA だけでは治らない者も同時に亜鉛を与えると治ったのです。ビタミンAだけの個人プレーではなくて亜鉛とのチーム・プレーの大切さをこの実験は示しています。

ではなぜチーム・プレーだと夜盲症が治せたのでしょうか? 夜盲症に効果のあるビタミンAは肝臓に貯えられていて、それが必要な部署に運ばれます。しかし、運ぶためには運び屋の役割をする結合蛋白質なるものが必要だということが、いまではわかっています。そしてその結合蛋白質をつくるのに亜鉛は重要な役割をしています。

つまり亜鉛がちゃんととられていなければ運び屋がつくられず、せっかくのビタミンAも目に運ばれて夜盲症を治すことはできないということです。

いまの例ではビタミンA 、亜鉛、運び屋蛋白質の材料になる各種のアミノ酸(つまり蛋白質の構成要素)のチーム・プレーが夜盲症1つを治すにしても必要だということを示しています。

60年以上も前に肝臓病の治療食を考案したことで有名なパテックは、アル中タイプの肝臓病患者の場合にはビタミンAを与えても夜盲症は治らなかったといっていたのです。いまから考えるとパテックの方たちが亜鉛不足だったのは間違いないでしょう。

なぜならいまでは、アルコールが直接的に肝臓を悪くするわけではなく、アルコールの長期的常用が体内の亜鉛を食い荒らして亜鉛不足を起こし、それが肝臓へのダメージになるのだということがわかっているからです。

牛乳を1日に1リットルも飲んでいたのにひどいカルシウム欠乏症になった事例の報告があります。これも牛乳から大量のカルシウムをとっていても、カルシウムとチーム・プレーをする他の栄養素がアンバランスな食生活で欠乏し、その鎖の輪が弱くなっていたからです。

「血の疲れた」人間を増やすビタミン、ミネラル不足

半健康人が多いといわれる現代ですが、「肝臓では100以上の酵素がつくられている。そしてこれらの酵素がなければ汚れた血液はきれいにもされないし、失くなった分の再補給もされ得ません。要するにわれわれは生き続けられなくなるということです。

ガン患者が野草酵素という酵素を摂ることでガンを死滅させてしまう症例がいくつかあります。酵素を摂ることで体が正常化して元気になって免疫力を上げることは理にかなっているのです。

ではこういう酵素を肝臓の細胞はどうやってつくっているのかといえば、それはアミノ酸、ミネラル、ビタミンなどを原料にしてつくっています。これらの栄養素がそのまま酵素の材料だからです。ではこれらの栄養素の供給が不十分だとどうなるか。肝臓の細胞は与えられたものの範囲でベストを尽くすしかありません。

しかし、それでも血液は十分にきれいにはなりません。いまのような状況下では、血液中には軽度の有害物質が残り、その結果として、われわれはいろいろな種類の軽い~重い症状に悩まされることになります。体の中のどんな器官も組織も血液中の有害物質の悪影響からは逃れられません。その結果として、われわれは元気がなくなって「血が疲れた」感じになり、頭痛や気持ちの滅入り、消化不良、軽度の痛みなどに見舞われてしまいます。

現代人の痛みが増えているのは食事のせい | 酵素の健康メモ

つまりはこれらは肝臓の栄養不良が根本の原因になって起きるのです。そしてこんな症状は、肝細胞が本当に死滅する肝硬変その他の肝臓病よりはまだだいぶ以前の段階ですでに出てくるのです。

有害物質の解毒工場として肝臓が万全の働きをしてくれないとその害は体の全ての器官に及ぶのですから、いろいろな症状が出てきて当然です。そしてそれは、にはっきりした病気として形に現われるずっと以前に起きる状態です。

半健康人のかなり多くは、たぶん「血の疲れた」人々なのだと解釈してよさそうです。「生命の鎖」を構成する1つ1つの輪のうちのどれかが弱くなるような、バランスの崩れた栄養のとり方が原因です。そしてさらに具体的に現代の状況を踏まえて、つぎのような意味の指摘があります。
一般的にいえば、現代先進国では蛋白質などの不足は少なく、むしろ過剰です。しかし、ビタミンやミネラルは絶対必要水準も満たしていない人が多いというのがだいたいの状況です。

国公益社団法人 日本栄養士会でも日本人学者が同じことを指摘

20年以上も前に日本で開催された国際栄養会議で見事な現役ぶりで参会の学者たちを感嘆させました。現代は過栄養と低栄養が共存するという矛盾した状況になっています。これはかつて例のない未曾有の状況です。この状況の解決には大変な努力が必要でしょう。

これは、「生命の鎖」のいい方でいえば、この鎖を構成するアミノ酸などのとり方は多過ぎるぐらいで、輪も過栄養で太過ぎるぐらいになっていますが、ビタミン、ミネラルの輪は低栄養で細過ぎ、絶対必要水準も満たしていないという意味です。

これでは1つでも弱い輪があれば鎖全体は弱くなるという「生命の鎖」の立場からすれば、「血が疲れた」り病気を起こしたりして当然です。

要するに現代の状況は「生命の鎖」の立場からして問題が多いということです。健康水準は大ざっばにいって「悪い」 「まあまあ」「よい」「きわめてよい」の4段階に分けることができますが、そ多くの人がこのうちの「まあまあ」の状態にあり、それで満足してしまっている現状です。

かつての日本の長寿村の長寿老人のように「きわめてよい」の部類に入る人はほとんどいません。これに対して年代が下がるほど弱くなっている日本の中年も、若者や子どもも、年々「まあまあ」からさらに「悪い」の部類に移行しているのです。

そしてその原因は「生命の鎖」の立場からすれば、バランスの崩れが年々ひどくなっているからということになります。現代人の動物性食品や砂糖の過剰、繊維の不足などといった現代の食生活の欠陥の修正が今すぐ必要です。

現代風の食生活とは、同時にビタミン、ミネラルといった栄養素の面からも「生命の鎖」を弱くしている食生活なのであることを忘れてはいけません。

目に見えないだけに見逃されやすい大問題

カロリーが不足すれば世界の食糧難地域で起きているような餓死という状況になります。これに対しビタミンやミネラルも極端に不足すれば、たとえば壊血病とか発育不全といった目に見える形になって現われるでしょう。

しかし、ビタミンやミネラルの不足は「血が疲れた状態」ぐらいだとなかなか目に見えるような形で見えてきません。またたとえ目に見えるかっけような形で現われるにしても、ビタミンC不足の壊血病やB1不足の脚気のように1つの栄養素とのストレートな関連として現われる場合はむしろ稀で、多くの栄養素との複雑なからみ合いの結果としてのものです。

いまのような理由によって、現代のビタミン、ミネラルの不足(病気という形ではっきりとは現われない潜在的欠乏状態)はとかく見逃されています。

しかしストレートでかつ精密な証明はつかめなくても、少し常識を働かせれば、現代がこれら微量栄養素の潜在的欠乏時代であり、それが現代の健康水準のレベルを全般的に低下させる原因になっていたり、ある場合にはガンなど重大な病気を増やしているのは間違いないことがわかります。

ビタミンやミネラルの不足やアンバランスで健康水準を低下させている人が、現代ではかなり多いということは、ごく単純な事実によってもわかります。それはこういうものをビタミン剤とか栄養補助食品の形で補給することで、病気が治ったり体の調子がぐんとよくなっているという人が現代ではかなり多いということです。

こういう栄養物質をいわゆる健康食品の形でとることがベストかいなかはともかく、この単純な事実によってもビタミン、ミネラルの不足やアンバランスで「血が疲れて」いる人の多いことはわかります。病気にはなっていない程度のビタミンの潜在的欠乏症が、先頃の日本ビタミン学会でも大きな問題とされたのもいまのことを裏づけています。

また幾つもの調査がいまのわれわれにはカルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄分、セレニウムといった有用なミネラルが不足していると指摘しています。

ビタミンA 、C 、B1、B6、鉄、カルシウムなど多くの栄養素の欠乏がかなり広範な家庭に広がっていると指摘したのです。

60年代は50年代に比べ国民の栄養状態はかなり悪くなりました。この10年間に急速に悪化し、合格点をつけられる食事をしている人は10% も減りました。

アメリカでは政府当局などの熱心なキャンペーンによって多少は改善の兆しも見られました。心臓病は少しずつ減っているというし、肺ガンの死亡は86年にはここ50年間で初めて減少したのです。

しかし、86年の幾つかの公式の報告書は、まだまだビタミン、ミネラルの不足が多いことを警告しています。ビタミン、ミネラルは、現代の先進国では社会のシステムそのものからして不足するようにでき上がっていて、そのシステムそのものを変えるのは容易ではないからです。まだまだビタミンやミネラルの不足が多いというのが現時点でのアメリカの状況ですが、これは日本も同様です。さらに10年ごとに状況は悪化の傾向をたどっているとはさっきのアメリカ農務省の指摘ですが、「ふるいの目」が時代とともにますます細かくなってきたからです。「ふるいの目」は文字どおりふるいの目であって、単純で工業的、機械的なものでした。しかし、20世紀文明の進歩はそれを化学的な「ふるいの目」にしたりして食品の加工度をますます高めたり、加工食品をつくったり、添加物を発明したり、農業そのものの化学化を進めたりして食品の中味そのものまで変えてきた。われわれは今そんな中に生きているのであってこれでビタミンやミネラルの不足やアンバランスが起きなければ不思議です。
ビタミン Q & A

中高年のくたびれてしまった肝臓には豆腐の栄養成分が必要

大豆は良質のタンパク質が豊富に含まれ、肝臓を守るでも紹介していますが、肝臓病には高タンパク食が欠かせません。

しかし、肝臓が弱ると食欲が落ちるので、脂っこい肉類などはそう量を多くは食べられません。その点豆腐は良質のタンパク質が豊富でしかも風味があっさりしているため、肝臓病食にうってつけといえるでしょう。そのうえ、豆腐が肝臓病に最適なことを裏づける、次のような事実もわかっています。

肝臓病になるとアンモニアを解毒する能力が低下します。血液中に解毒されないアンモニアがふえると、さまざまな障害や、ときには昏睡さえ引き起こしかねません。そこで、肝臓を回復させようとして動物性のタンパク質食品をたくさん食べると、血液中のアンモニアがさらにふえてしまうことがあるのです。

つまり、肝臓のことを考えれば、肉などの良質のタンパク質は必要ではあるものの、アンモニアの害を考えるとそうむやみに食べるわけにはいかないのです。ところが、植物性のタンパク質食品である豆腐は、血液中のアンモニアをふやすことはありません。

まさに肝臓病の人向けの食品というわけです。加えて、豆腐の原料である大豆に含まれるサポニンという独特の成分も、肝臓病の改善に大きく役立つことがわかっています。
最近、肝臓病の原因の1つとしてにわかに注目を集めている物質に過酸化脂質があります。これは、油(不飽和脂肪酸)が酸素と結びついてできるサビのようなものです。
古い油を使った加工食品や冷凍食品をとりすぎてこの過酸化脂質が体内にふえると、肝臓の細胞に障害が起こるのです。

ところが、大豆に含まれるサポニンには、この過酸化脂質ができるのを抑え、肝臓を守る働きがあるのです。このことは私たちの実験でも確かめられています。豆腐は苦からおかずとしてだけでなく、酒の肴としても愛されてきました。
冷ややっこ、揚げ出し豆腐、湯豆腐などを肴にお酒を飲むという習慣は、わが先人たちが、無意識のうちにお酒の書から肝臓を守ろうとして身につけたものといえるかもしれません。私たちもこうした理にかなった習慣を受け継ぎ、肝臓を強く保ちたいものです。

酒飲みは「食べながら飲む」を習慣化する

じゃがいもパワー

ジャガイモを栄養学的に見た場合、ジャガイモの主成分はでんぶんですが、エネルギーは100グラム当たり77キロカロリーで、同重量のご飯の50パーセントのエネルギーという低カロリー食品であるとともに、ビタミンC を始めとするビタミン群、カリウムと良質の繊維などが含まれていることは意外に知られていないかもしれません。じゃがいもはよく食卓にあがる人気の食材でもあります。

さまざまな料理に使われるじゃがいもは栄養素が豊富 | 食材のプロフィール

みそ汁、漬け物、個煮などをよく食べる私たち日本人は、知らず知らずのうちに塩分(ナトリウム)過剰に陥っているため、世界で最も高血圧になりやすい民族であるといわれています。

塩分(ナトリウム) が多くなると、血圧が上昇し、高血圧の原因となります。血圧を下げるには、塩分を控えるほかにカリウムを含む食品を摂取して、体内のナトリウムを体外に排出する方法をとることも必要です。

ジャガイモに多く含まれているカリウムは、体内の余分なナトリウムを尿とともに排泄させるため、高血圧の人には有効な食品です。また、ジャガイモに含まれているビタミンCは、100グラム中23ミリグラムと豊富であるとともに、調理しても失われにくいため、ホウレン草などから摂取するよりも効果的なビタミン源です。
芋類のビタミンCは熱に壊れにくく美容食として最高 | ビタミン Q & A
とくに新じゃがのビタミンC含有量はミカンに勝るとも劣らないといわれています。

新鮮な野菜の不足しがちな長い航海の必需品で、壊血病やくる病を防ぐのにとても役立ったということです。ただ、ジャガイモの芽や緑色に変化した部分にはソラニンという有毒物が含まれています。このソラニンは弱い毒性物質で、多量に摂取すると腹痛、嘔吐などを伴いますが、熱に弱く、加熱するとほとんど破壊されます。

ジャガイモは、通常加熱調理しますから、ソラニンの毒性はあまり問題になりませんが、あらかじめ除去しておいたほうが無難です。

以上のように、ジャガイモは、カリウムが多く、栄養的にビタミン群などを含むアルカリ性食品であり、世界各国で親しまれている食品です。けれども、ジャガイモばかり食べていれば良いというわけではありません。肉や野菜などをバランスよくとり、規則正しい食生活を送ることが、健康を維持するための秘訣なのです。