ピーナッツバターは肝臓にグッド!

グルメブームの反映でしょうか、最近はパンに塗るバターやジャムの種類も、ずいぶん豊富になったようです。ジャム1つをとってみても、ノんご、キーウィ、木いちご、ブルーベリーなどといったように選択の幅は広がっています。いずれも糖分の少ないものさえ選べば、パン食に彩りを添える「名わき役」になってくれます。これらパンに塗る食品で、中年世代に特におすすめしたいのがピーナッツバターです。

というのもピーナッツバターには、肝臓をしっかり守ってくれるビタミン類が豊富に含まれているからです。ピーナッツバターには、原料のピーナッツ自体に豊富に含まれるコリンやB1、B2などのビタミンB群がそのまま含まれており、いずれも、糖質や脂肪の代謝に不可欠で、肝臓に脂肪がたまるのを防いでくれるのです。そのため、これらのビタミン類は「抗脂肪肝物質」と呼ばれています。ピーナッツバターと聞くと、甘くて子どもが食べるもの、と思われるかたがあるかもしれません。

しかし、これは誤解で、むしろしょっぱいものがほんとうだといえます。食料品店でピーナッツバターを手にとってみると、たとえばA社の製品の原材料は「ピーナッツ、ショートニング(固形植物油)、乳化剤、食塩」とありました。こうした原材料に加えて、水あめ、砂糖、ぶどう糖、加糖脱脂練乳などを添加した製品もあります。

このタイプだと糖分のとりすぎが心配ですが、A社のような製品を選べば、その心配もありません。もっとも、しよっぱさから塩分のとりすぎを心配されるかたもあることでしょう。しかし、この点での心配も全くありません。というのも、ピーナッツバターには、食塩すなわちナトリウムを排泄する作用を持つカリウムが、ナトリウムの2倍近くも含まれているからです。ピーナッツバターは味覚のうえでのしょっぱさとはうらはらに、食塩の害のない食品といえます。パン食党のかたは焼きたてのパンにピーナッツバターをたっぷり塗って、たいせつな肝臓を守りたいものです。

ピーナッツ、アーモンドなどのナッツ類は酒飲みにおすすめの酒の肴にもあるように酒の肴にもピーナッツはおすすめです。

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