しじみの特効成分タウリンが疲れた肝臓に効くで紹介したとおり、肝臓にはタウリンが欠かせませんが、こちらでも紹介したとおり、タウリンはシジミなどの魚介類に多く含まれます。
シジミをはじめとしてカキやいか、たこと同様、いわしもタウリンを非常に多く含んでいます。
魚の身の中でも、タウリンが特に多く含まれているのは、体の表面に近い部分、つまり血合い肉の部分です。
少し生臭い魚の血合い部分に肝臓を守るビタミンがたっぷりある
血合い肉の中に含まれるタウリンの量は、普通肉部分の100倍もあるといわれています。ところが、まぐろなど私たちにおなじみの多くの魚の場合、血合い肉を除いて売られていたり食べたりしています。
その点、いわしは血合い肉ごとまるのまま食べることができるので、タウリンがたっぶりとれる格好の魚といえます。それだけに、タウリンをじょうずにとる食べ方もぜひ知っておきたいものです。タウリンは油にはとけないので、オイルサーディンなど油漬けにしたいわしの缶詰めを利用するのはよい方法です。缶詰などでもたくさん売られています。
また、タウリンは水にとけ出しやすいため、いわしを煮るならあめ炊きのように煮詰めるか、つくね汁にするなどして、煮汁もいっしょに食べられるように工夫するとよいでしょう。
いわしなどの青魚の場合、タウリンも豊富ですが、DHAなども豊富に含まれます。
食べる=生きる(脳の発育に欠かせないDHAはどの魚に多い?)
魚を常食している人は心筋梗塞になりにくいでも紹介されているとおり、DHA・EPAも積極的に摂りたい栄養です。
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