栄養素の中では、エネルギーをつくるカロリー源と、体をつくるタンパク質の2つが生命保持の基本的な要素です。タンパク質は体をつくる重要な成分です。
生きていく上に最低限必要なエネルギーである基礎代謝は、通常、成人であれば、1日1100キロカロリー程度必要でするが、タンパク質のとり方が少ないと、この基礎代謝が低下してきます。
基礎代謝が下がれば、活動するためのエネルギーの発生も下がるわけで、活力は低下します。
反対にタンパク質を十分とれば、基礎代謝が1がり、体温も上昇します。体温が上がれば、それだけエネルギーが多く体から発散しているということですから、熱だけでなく、体を動かすためのエネルギーにも余裕ができます。
そして、余分に発生するエネルギーによって体を活発に動かしやすくなります。たとえば、久しぶりにステーキを食べたり中国料理を食べたりした翌日は、体が非常に軽く感じたりすることがあります。
体を動かしやすいだけでなく、頭までさえた感じまでします。
これは、代謝が低下していたところへタンパク質を十分とることによって、代謝が活発になったためです。
タンパク質を十分にとると、血圧も上がりにくくなります。その理由は、タンパク質は分解すると最終的に尿素となって尿とともに排泄され、このときに同時に塩分も排泄されるためです。
だから、体内に余分な塩分が保留されなくなって、血圧が上昇しにくくなるという結果です。ただ、ここで気をつけなければいけないのは、タンパク質を十分にとった際、水分の補給が必要だということです。というのは、タンパク質の排泄は尿と汗からに限られます。タンパク質を多くとれば、尿中の排泄量も比例して増加します。しかし、尿は一定の濃度以上に浪くなると、排泄されにくくなります。そこで、十分な尿を出すためには、水分補給が必要となります。
欧米で、水をどんどん飲むと健康になるという水飲み健康法などが提唱されたのは、欧米ではタンパク質摂取量が多いため、それを排泄するために必要なのです。ただし、デンプン質が多い食事の場合には、体内で水分が生産されるから余分の水分が多いと腎臓を疲労させることになり、かえって逆効果とないrます。したがって、タンパク質を十分とった場合には水をよく飲み、デンプンの多い食事の場合には水分はあまり多くとりすぎないということに注意すべきなのです。
桜島活泉水で血液さらさらでは「水分」ではなく「水」をしっかり摂取するようにと紹介されています。確かに日頃、お茶やコーヒーの水分摂取は結構ありますが、水を飲んでいるか?と言われると、全く飲んでいないように思います。肉を食べたときは、特に「水」を摂取するように生活習慣を変えなければいけません。
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