肉よりたんぱく質たっぷりの凍り豆腐がおすすめ

豆腐をいったん凍結→解凍→乾燥という工程の凍り豆腐は、関東では高野豆腐とも呼ばれ、東北地方や信州ではしみ豆腐などと呼ばれています。

自然に凍らせたものと人工的に凍らせたものとは、味にはいくらか差がありますが、いずれもタンパク質についてはさほど大きな違いはありません。

凍り豆腐には乾燥した状態のもので100グラム中に50グラムものタンパク質が含まれます。見かけの量が少なくても、これだけたくさんのタンパク質がとれる食品はそれほどありません。

しかも凍り豆腐に含まれる大豆タンパクは、植物性タンパク質の中でも栄養的に優れています。動物性タンパク質のようにたくさん食べた後に胃がもたれてしまうというようなこともありません。

仏道修行中の憎が食べる精進料理にはまったく動物性の食品は入ってこないが、それでも僧たちが健康に過ごせるのは、大豆と大豆製品のお陰です。しかも、保存がきくから、昔、タンパク質系の食品が手に入らなかったときも、凍り豆腐を常備しておけばタンパク質の補給ができたのです。

実際、高野山で盛んに凍り豆腐がつくられていた名残として、高野豆腐の名があるります。タンパク質は、スタミナの元です。タンパク質を多くとれば、新陳代謝が高まり、体からの発熱量も増えます。

エネルギーが体から多く出てくるから、それだけ体を活発に動かすことができます。また、体温も上昇するから、エアコンなどがきいて少々寒い部屋に長くいても体が冷え切ってしまうのを防ぎます。

よくエアコンを使い始める梅雨どきに、体が冷えて自律神経失調症などを起こしやすいのですが、こういったこともタンパク質を十分にとっていれば防げます。

ところで、凍り豆腐は調理がめんどうだと敬遠する人もいますが、簡単に料理できます。戻すのも簡単です。メーカーによって戻し時間が違うので、包装に書いてある通りに水かぬるま湯で戻します。

味は、だしを強くきかせ、醤油と砂糖などで薄味に仕上げる定番の作り方がおすすめです。

これは温かいうちに食べるのが一般的ですが、冷蔵庫で一晩冷やしておくと、熱い夏の朝など、食欲が減退しているときのタンパク質補給に最適です。

大豆にはもともとカルシウムが多く含まれているので、当然豆腐もカルシウムの供給源となります。豆腐の凝固材としで使われているカルシウム塩類は栄養的に利用できないものが多いのですが、大豆から摂取できるカルシウムだけでもかなり多く摂れます。凍り豆腐はあきるというなら、凍り豆腐の煮物の仕上げに溶き卵をからませると、目先が変わって、良質なタンパク質をもつ卵を加えることで、栄養的にもますます優れた食べ物になります。

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