肝臓の病気を予防するだけでなく肝機能を高め肝炎を改善するにんにくは自然界の肝臓特効薬

いまのところ肝臓病には特効薬がなく、いわゆる強肝法を実行しようにも、「タンパク質をたっぷりとってアルコールは控えめに」といった常識的なこと以外、打つ手はないのが現状といっていいでしょう。そんな気休め程度の対策ではなく、もっと積極的に肝臓を守りたいというかたに、ぜひおすすめしたいのがにんにくです。

なぜにんにくが肝臓にいいのか、さっそく実際のデータをもとにお話ししましょう。にんにくの肝炎に対する効果を、マウスを使った実験があります。

まず、マウスを幾つかのグループに分け、ネズミすべてに薬剤で肝炎を起こさせます。そして、その後それぞれのグループに、にんにくのおろし汁の与え方を変えて食べさせ、肝臓を調べてみました。
その結果、にんにくを全く与えないネズミは重症の肝炎を起こしていたにもかかわらず、にんにくを大量に与えたネズミは障害が軽いことがわかったのです。

また、肝細胞を電子顕微鏡で見てみると、にんにくを与えたネズミは細胞の働きが非常に活発になっていることも判明したのです。一方、反対に、あらかじめにんにくを大量に与えておいたネズミの場合では、肝炎を発症させる薬剤を吸入させても、そのネズミの肝臓にはなんの障害もあらわれませんでした。

このことから明らかになったのは、にんにくは肝炎の治療に大いに役立つだけでなく、ふだんからにんにくを多くとっていれば肝炎の予防にも非常に効果があるということです。

さて次に、人間にとってもこうした効果があるかどうかを調べてみました。急性肝炎の人18名、慢性肝炎の人20名、肝硬変の人6名に、にんにくから抽出したアミノ酸を1ヶ月から6ヶ月間、服用してもらいました。

その結果、すでに肝細胞が死滅化してしまった肝硬変のかたにこそ効果はなかったものの、急性肝炎と慢性肝炎の患者さんは、ほとんどが治るか、または状態が著しく改善されました。

つまり、人間にも、にんにくは効果を発揮したわけです。なぜ、にんにくがこのような効果を発揮したかというと、生のにんにくには、肝臓の障害を改善する物質が含まれているからです。その物質とは、硫黄を含んだアミノ酸(S アリル・L-システイン) です。そのうえ、これらの成分はにんにくに含まれている糖や脂肪と結合すると、よりいっそう強い働きをすることがわかりました。

にんにくの主成分のみでは10の力しか出せなくても、これに糖や脂質が加わると50~100の力を発揮するのです。まさに自然の生薬の神秘的な魅力といえるでしょう。肝臓の機能が弱っていると自覚している人や、アルコールで肝臓を痛めつけている人は、毎日1~2片ずつにんにくをとって、大いに強肝に役立てましょう。

にんにくで肝機能障害を抑制する

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